団体からのお知らせ・インタビュー

2023 / 06 / 27  13:44

相談窓口・伴走支援のご案内[2023年度さぽーとほっと基金採択団体および応募検討中の団体の皆さまへ]

相談窓口・伴走支援のご案内[2023年度さぽーとほっと基金採択団体および応募検討中の団体の皆さまへ]

 

組織・事業のより良い運営を一緒に考えましょう
新型コロナウイルス感染症対策活動団体支援協議会では、助成事業の成功やさらなる発展、事業運営における困りごとの解決について、さぽーとほっと基金助成団体の皆様とともに考え、支援します。

 

 

btn_01project2.gifこんなお悩みありませんか?当支援協議会にご相談ください!

◯ 組織運営
効果的な情報発信を行いたいが、どうしたらよいか
自らの情報を「誰に伝えたいのか」を整理したうえで、ターゲットに適切に届けるための情報発信ツールの選択及び導入をお手伝いします
デジタル化をすすめたいが、何からはじめたらよいかわからない
➡ 支援者管理、組織内コミュニケーション、クラウド会計など、必要に応じて団体の体制に合ったデジタルツール導入をサポートします

◯ 事業運営
助成事業終了後も、事業を継続するにはどうしたらよいか
 助成事業期間内に培ったノウハウを組織内に蓄積させるためのお手伝いをします
➡ 活動の継続、発展に必要な財源を明確化したうえで、活動資金等の獲得に向けた戦略策定&実行をサポートします

 


btn_01project2.gif相談窓口について 

当支援協議会のスタッフが、さぽーとほっと基金助成事業の実施に関する様々なご相談に応じます。

北海道NPOサポートセンターが持つネットワークを活用し、内容に応じ専門家の助言や各制度、他のNPOの先進事例等の情報提供を行いながら、助成団体の皆様の課題解決のための支援を行います。 

また、残念ながら今年度のさぽーとほっと基金の選考から漏れてしまった場合も、活用の可能性がある別の助成金等のご紹介など、事業実現に向けた方法を一緒に考えたり、次年度以降の応募に向けて検討すべきポイントなどについて助言するなどの支援を行います。

ぜひ、お気軽にご相談ください。


相談窓口・連絡先
北海道NPOサポートセンター(担当:高山・中西)
電話:011-200-0973(平日10時~18時)
FAX:011-200-0974
メール:kyougikai@hnposc.net

 


btn_01project2.gif伴走型支援

事業実施に関する助言など継続的な支援を行います
団体の立ち上げ期、成長期、安定期などのステップに応じ、それぞれのニーズに合わせた支援を行うため、当支援協議会のスタッフが、団体の皆様とともに考え支援する「伴走者」として、お話を伺い、課題や価値観を共有して継続的に関わりながら、団体が目指す姿の実現のお手伝いをします。

「コロナの影響により活動や団体の維持が厳しく悩んでいる」、「社会課題の解決のために今後どのような活動をしていくか」、「団体のさらなる成長・発展を図りたい」など、団体が抱える課題の解決や、団体の成長・発展を効率的にすすめるため、ぜひ当協議会の「伴走型支援」をご活用ください。

 

【伴走型支援実施概要】
当支援協議会のスタッフが、団体の皆様へヒアリングを行い、団体の皆様とともに課題の整理・見直しを行って必要な支援や支援の方向性を検討し、支援計画を作成します。
訪問やオンラインにより面談を重ねて、団体の課題解決や目指す姿の実現を応援します。(面談回数目安:1団体につき5回程度)

実施期間:2023年9月~2024年3月(予定)
対象団体:さぽーとほっと基金令和5年度前期助成事業の助成団体
定  員:8団体程度(応募数により選考あり)
費  用:無料 ※当支援協議会のスタッフの謝金・旅費等は不要です。
伴走型支援の主な内容
btn_kotira4.gifpdf  (PDF 0.86MB)

 

【主なスケジュール】

時期 内容
7月中 お申し込み(7/31締切)
8月

伴走支援先団体の決定
団体へのヒアリング
伴走支援計画の作成

 9月~2月  伴走支援期間
(訪問、オンラインによる)
12月 中間報告会
(伴走先助成団体同士の事業共有)
3月 最終報告会
(伴走先助成団体同士の事業共有)

 

【申し込み方法】

下記を記載の上、メール(kyougikai@hnposc.net)にてお申し込みください。

 1.団体名
 2.担当者名
 3.担当者電話番号
 4.メールアドレス
 5.団体HP/SNS等のURL(あれば)
 6.伴走支援を受けて取り組みたいこと

※申し込み締切 7月31日(月)

 

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主催:札幌市市民活動促進担当課
企画運営:新型コロナウイルス感染症対策活動団体支援協議会

【相談窓口・申込先】
NPO法人 北海道NPOサポートセンター(担当:高山・中西)
〒064-0808 札幌市中央区南8条西2丁目5‐74 市民活動プラザ星園201号室
TEL:011-200-0973(平日10時~18時)
FAX:011-200-0974
Email:kyougikai@hnposc.net
HP:https://covid-19.npoproject.hokkaido.jp/

 

 

2023 / 06 / 23  10:15

[インタビュー]安心できる遊び場づくり ~おやこのあそびば 松田さん

[インタビュー]安心できる遊び場づくり ~おやこのあそびば 松田さん

おやこのあそびば
子どもの健全育成事業
(令和4年度札幌市市民まちづくり活動促進助成金 スタートアップ助成事業)

 
おやこのあそびばは、札幌市北区の障害のある子(幼児~高校生)の子育てママを中心に、障害の有無に関係なく、地域で遊び学び育てる力を育て、次世代の子育てに継承できるような地域づくりを目指し、遊び場活動や学び場を親子で企画し実施しています。
今回は代表松田幸恵(まつだゆきえ)さんにお話を伺いました。

※右写真:松田さん

  

btn_01project2.gif安心できる遊び場を作りたい

― どういったきっかけで活動が始まったのですか?

「おやこのあそびば」として始めたのは2021年4月です。コロナ渦になって、地域で遊べる場が無くなっていき、さらに学校の参観日や運動会などの行事もどんどん縮小して、保護者同士の顔もわからないという状態が3年間ぐらい続いていました。コロナ渦以前は、公園や学校で会うと、「〇〇さんのお母さんだ」、「〇〇さんだ」と、子どもも大人の顔を見て安心したり、大人同士も安心して話ができたり、そんな中で子どもをゆったり見守る時間があったのですが、コロナ禍ではぱったりと無くなってしまいました。

もう誰が誰だか、顔がわからないことの不安が広がり、様々な活動が縮小していった中で、「ママ同士、地域活動として、安心できる遊び場ができたらいいよね」という気持ちから、活動が始まりました。基本的にはこの自分の住んでいる地域の顔が見えるところで、北区の新琴似新川地区センターを拠点にして、支援学級の子どもも歩いて来ることができる距離、自分の住む地域の周りから、ということで始めていきました。

 

 btn_01project2.gif先生はママ!

― どんな方が活動に参加されていますか?

障害の有無に関係なく、子育て中の親子もつながりを持ちながら、安心して遊べるよう、室内あそびや公園あそびの活動を展開しています。子どもたちは一回あたり30人ぐらい来ています。開催が長期休みの期間だったので、友達が友達を呼んで、久しぶりに友達が帰省しているから一緒に行こうということもありました。自由に入って自由に帰れるぐらいの規模感で、気持ちが崩れたらもう帰るみたいな感じです。

今回の助成事業では、先生としてママを巻き込んで企画しました。障害のあるママでヨガをやっている方とか、イラストレーターだったけれど仕事を辞めてしまった方とか、障害があって子育てが大変で、好きな仕事を辞めてしまったという方に先生になってもらいました。

ママたちがだんだん自信を回復して、社会の中で何かやってみたい、我が子だけじゃなく、障害のある子や、苦手なことがある子どものサポートをしたいという気持ちになっていっていると感じることがあります。

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あかちゃん同士も交流

 

btn_01project2.gif親同士、子ども同士が勝手につながる

― 遊び場はどんな雰囲気ですか?

ママさんたちは寄り集まって、ずっとお話ししていますね。子どもたち同士も初対面でも、家庭での愚痴などを言って、「わかるわかる!」みたいに意気投合しています(笑)。例えば先日、中学生同士で初対面なのに、「本当うちの親むかつくんだけど」みたいなことを卓球しながら話していたようで、とてもすっきりした、と言っていました。

親に対して、親への、あるいは大人や社会に対する不信感や不満を直接伝えることは、難しいですよね。コロナ禍で、学校でもなかなかワイワイとおしゃべりできなかった状態で、子ども同士、この場で発散していたようです。「何がすっきりしたの?」って聞いたら、「大人には言えないわ」って言われて…(笑)そんな場になっています。

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おやこヨガの様子

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子どもたちは、すぐに打ち解けてワイワイと

 

 btn_01project2.gifさらにたくさんの地域へ!

― 今後はどのような展開を考えていますか?

もちろんこの活動は続けていく予定です。ちょっと自信をなくしているママさんや、社会に出ていくと集団に加わることに不安のある子など、そういった方にとって“ワンクッション”となるような遊び場が、本当はどこの地域にもあった方がいいと思っています。今、私ができる範囲は限られていますが、刺激を受けたママさんたちが、今後、「私もやるよ!」とか、「今度こんなのやってみたいね」と積極的になり、もっと子育てにも生かせるような場にしていきたいと思っています。

 

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インタビューを振り返って
松田さんのお話を伺っていると、ゆったりと優しい雰囲気の活動なのだろうな、ということが伝わってきました。自然体での活動が、子どもから大人までいろんな人が過ごしやすい場を作っているのだと思います。新たな出会いの場であり、新しいことに挑戦する場であり、悩みを共有してストレス発散になる場であり、それぞれがそれぞれの過ごし方ができる場になっていることがうかがえました。札幌市内のいろんなところに同様の活動が拡がるとよいなと思いました!(中西)

 

インタビュアー 
中西希恵(なかにしきえ)
北海道NPOサポートセンター
※インタビューは、2023年4月7日にオンラインにて行いました。

 

 

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2023 / 06 / 22  11:52

[インタビュー]コロナ禍・コロナ後において懸念される孤立や認知症を予防する~ふまねっと 尚和さん

[インタビュー]コロナ禍・コロナ後において懸念される孤立や認知症を予防する~ふまねっと 尚和さん

NPO法人ふまねっと
孤立や認知症を予防するオンライン交流型体操教室とICTスキル向上説明会事業
(令和4年度札幌市市民まちづくり活動促進助成金 新型コロナウイルス感染症対策市民活動助成事業)

 

NPO法人ふまねっとは、子どもや高齢者が生き生きと健康に暮らすことが出来るよう、だれもが参加しやすい運動プログラム「ふまねっと運動」の開発やボランティア養成、健康づくりの機会を増やすためのネットワークの構築に継続して取り組んでいます。
今回は、副理事長尚和里子(しょうわさとこ)さんにお話を伺いました。

※右写真:尚和さん

  

btn_01project2.gifオンラインで誰でも参加できる教室と体験説明会

― 今回の助成事業について教えて下さい

孤立や認知症を予防するオンライン交流型体操教室とICTスキル向上説明会です。具体的にはコロナ禍、あるいはコロナ後において、懸念される孤立や認知症を予防するという目的で2つの事業を実施しました。一つは、自宅で参加できる交流型の体操教室をオンライン配信して、皆さん一緒に交流しましょうというものです。もう一つが、そのオンラインサービスに不慣れな方も多くいるので、ICTスキルを身に着けてもらい、パソコンやスマホでYouTubeやZoomを利用して参加してみましょうという、きっかけ作りのような実習型の説明会です。

オンラインで行う体操教室の方は、平日朝9時から1時間、YouTubeとZoomを使って配信し、どなたでも無料で参加できるようにしています。ふまねっとのスタッフとボランティアの皆さんにご協力いただいて、毎日皆さんと一緒に体操をしたり、参加者の方からお話していただいたり、終了後に感想を発表してもらったりしています。私たちは対面のときも交流を大事にしていますが、オンラインであっても画面越しにハイタッチをしたり、うまくできたかどうかお互いにフォローし合うなど、いろいろな交流の機会を作るようにしています。

オンラインサービスを利用するためのICTスキルの説明会の方は、広く周知したいと考え、札幌市内全区の区民センター等で体験説明会を行いました。インターネットを使った体操のやり方を一緒に体験し、その後オンラインでの利用方法について説明しました。オンラインに不慣れな方は、スマホを持っていてもうまく使えないという方もたくさんいらっしゃいます。作成した資料をもとに説明し、実際に通信してデモンストレーション的にお伝えすることで、少しずつオンラインに対するハードルを下げるような取り組みを行いました。一回あたり大体90分程度で、元々40回の予定でしたが、コロナ禍で人数が少ないときもあったので、もう少し追加して実施しました。 

 

 ― この事業を実施することになったきっかけや経緯について教えてください

今まで私たちの法人はボランティアを育成して、そのボランティアが地域で健康教室をやるという形で広げてきたのですが、ボランティアメンバーも高齢な方が多く、自粛されるケースもありました。各地でサロンや教室が中止するようになり、参加していた地域の人たちが寂しくしているという声を電話で聞いていました。また、健康状態や認知症の悪化を心配する声が、ボランティアから上がるようにもなりました。一方で、他者と交流する機会が極端に減って、教室を再開してもご本人の判断で自粛されるシニアの方も多くいらっしゃったため、孤立や孤独の問題がかなり深刻化している中、今すぐに取り組めることはないかと考え、オンラインで誰でも参加できる教室を開きましょうとなりました。それまでは間接的なサポートが中心だったスタッフたちも、直接オンラインでサポートするようになりました。

また、オンラインで誰でも参加できる健康教室をやろうということで始めましたが、オンラインに不慣れな方多かったため、やはり丁寧に説明し、知ってもらう機会を作らないと参加者も増えないだろうと考え、各地での説明会も開催することになりました。

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北区での体験会の様子(22年11月)

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厚別区での体験会の様子(22年12月)

 

btn_01project2.gifオンラインでもやらないよりはずっと良い

― 事業に参加された方の感想はいかがですか?

ボランティアの皆さんのことを、私たちは“サポーターさん”と呼んでいます。サポーターさんとの交流会が月1回程度、各地区で実施しているのですが、最初はその場に行って、こういった事業をやるので皆さんご協力お願いしますと説明したのですが、もう『オンライン』と言われただけで拒否反応を起こしていましたね。やはりシニアの方が多いのでオンラインは難しいし、対面の交流に勝るものはないと思う、けれども今はそれができない、オンラインでもやらないよりはずっと良い、とサポーターさんに説明しました。

最初は少なからず抵抗がありましたが、分かりやすい資料を用意して、少しでもきっかけになれば良いんですよと説得しました。これまで教室を開催していた皆さんに理解されないと、参加者の皆さんにもうまくおすすめできないと考えたので、まずはサポーターさんに理解してもらうことを重視しました。また、参加する方たちには、オンラインに対する興味だけでなく、オンラインツールを使えないとしても、家の中でちょっと面白いことができるんだよ、ということを一つの参加動機になればと考え、家でも新聞紙でふまねっとができるものを作りました。それ自体がなんか面白そうだねと、そこから興味を持ってくださったサポーターさんが増えて、地域の人にもおすすめしてくれるようになったのかなと思います。

体験説明会を実施していく中で、スマホを持っていない方や、持っているけどインターネットはよく分からないし怖いという方には、DVDを渡したところ自宅でやり始めたという方も結構いらっしゃいました。また、徐々に地域の健康教室も再開してきたため、新たに地域の教室に繋がったケースもありました。

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オンラインでの体操教室の様子

 

 btn_01project2.gif丁寧なサポートがあれば徐々にステップアップして解決に至っていく

― 運営上の課題や、今後の展開についてお聞かせください

オンラインに関してはまだまだ継続的な取り組みが必要です。高齢者の方のオンラインに対する慣れを広げていくためには、私たちの団体だけでなく、同じような取り組みを行う団体が増えていくと良いなと思っています。行政の方でも、『デジタル支援員』のような取り組みを、今後も展開するかもしれませんが、おそらく行政の公的サービスの力だけでは間に合わないと思います。町内会でも高齢者のデジタル支援に関する取り組みを実施されていると聞いていますので、NPOや町内会など多様な主体が社会課題の解決をできるようになっていくと良いなと思います。

オンラインで言えばシニアの人たちは弱者にあたりますが、きっかけがあり、やりたいと思える動機があり、丁寧なサポートがあれば徐々にステップアップして解決に至っていくんだなということは、とても感じています。それ自体が本人にとっては大きな自信になります。オンラインが使えるようになってびっくりしたという人、参加できるようになって毎日の生活の張りになっていますと喜んでくれる人などを見ると、活動が広がることで、助かる人もたくさんいるんだなということも感じました。

孤立死や自殺する人が増えている、健康状態が悪化している人が増えている、という社会状況の中で、行政の力だけでなく民間の力、こういった寄付による支援や直接ボランティアとして活動してくださる人がいて、そしてそれを進めていく団体が多くなれば、様々な社会問題が解決していくのではないかと思います。ぜひ、こういう取り組み、そして寄付などの支援がどんどん広がっていくといいなと思います。

 

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インタビューを振り返って
コロナ渦において多くの地域活動が行き詰ってしまった中で、オンラインを用いた新たな取り組みとして、多くのボランティアさん(札幌市内で500人ほど!)ととても丁寧にコミュニケーションをとりながら事業を進められていました。オンラインでの取り組みであったからこそ、高齢のボランティアさんや参加者さんが新たなことに挑戦出来たということは大きかったと思いますし、オンラインでつながり続けたからこそ、対面での活動再開も徐々に期待できるかと思います。4月以降もボランティアさんと役割分担をしながらオンライン配信を続けていくことを検討されているとのことで、高齢になっても社会的役割を持ち、担い手として活動できるということを伝えていきたいとお話されていたのが印象的でした。(中西)

 

インタビュアー 
中西希恵(なかにしきえ)
北海道NPOサポートセンター
※インタビューは、2023年3月2日オンラインにて行いました。

 

 

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2023 / 06 / 22  11:46

【7/12締切】令和5年度 さぽーとほっと基金・後期助成事業等募集中

【7/12締切】令和5年度 さぽーとほっと基金・後期助成事業等募集中

さぽーとほっと基金・令和5年度の後期助成事業募集を開始しました。

さぽーとほっと基金は、札幌市が募集し、町内会・ボランティア団体・NPOなどが行うまちづくり活動に助成することで、札幌のまちづくり活動を支える制度です。
6月15日より、令和5年度後期の事業募集が開始となりました。

 

【募集期間】
令和5年6月15日(木)〜令和5年7月12日(水)15時まで(期間内必着)

※今回は新型コロナウイルス感染症対策市民活動基金の募集はありません。

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申請にあたってはあらかじめ同基金への団体登録が必要となります。
(未登録で、助成事業の申請を希望する団体は、6月28日(水)までに団体登録に関する必要書類をご提出ください)。

 

【お問い合わせ】
札幌市市民文化局 市民自治推進室 市民活動促進担当課
〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目  電話:011-211-2964
FAX:011-218-5156  E-mail shimin-support@city.sapporo.jp

 

2023 / 06 / 21  12:15

[インタビュー]音楽を通して繋がる出会い ~ 札幌YWCA 榮さん

[インタビュー]音楽を通して繋がる出会い ~ 札幌YWCA 榮さん

一般社団法人札幌YWCA
ステイホームの高齢者に届ける癒しのコンサートで、新しい生活様式後も演奏活動できるよう演奏家を応援する事業
(令和4年度札幌市市民まちづくり活動促進助成金 新型コロナウイルス感染症対策市民活動助成事業)

 

一般社団法人札幌YWCAは、1950年の設立以来、青少年の育成、平和への取り組みなど、その時代に札幌で必要とされる活動を展開してきました。現在、Y’s Caféの運営や、聖書を学ぶ会、不登校・ひきこもりぎみで悩んだり迷ったりしている子どもたちを、『学校に戻れるようにサポートする』という理念で、2010年5月に開講されたフォローアップスクールなどを運営されています。
2020年に続き、2回目のインタビューになりました。今回も、会長榮まり子(さかえまりこ)さんにお話を伺いました。

 

※右写真:教会で行われたコンサートの様子

  

btn_01project2.gif リレーのように繋がるご縁

― 今回の事業内容は以前と同じような形なのでしょうか?

2020年度は、感染症収束の見通しが立たないコロナ禍、安心・安全な場所が失われ外出が難しくなり、人に会うことも困難となった高齢の方々に音楽による癒しの時を提供し、音楽活動を中止せざるを得ない状況が続く演奏家の方たちの音楽活動の継続を後押したく、感染対策をして、毎月2回、計14回に渡ってコンサートを実施しました。2022年度も同様の目的で助成事業に応募しました。

事業内容は、基本的には同じです。各回10名定員のコンサートを計画していたのですが、プレゼンテーション審査の際に、違う会場での開催や、定員の人数を増やして事業を行うのはいかがですかと言っていただいて、大きな会場での開催にチャレンジしました。本番がどうなるかとても心配でしたが、万全の対策をとりました。いつも関係団体として応援してくださっている教会の協力を得て、その教会を会場としてお借りして、80名の定員はほぼ満席でした。

出演者の方々は、私達のこの活動のことを知って、以前から出演してくださっている方もいますが、演奏の機会を求めている音楽家の方がいたら紹介くださいとお願いをしていました。本当に、リレーのように音楽家の方を紹介していただいて、少しずつ少しずつ繋がっていきました。

 

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Y’s café でのコンサート


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壘で開催したコンサート
いずれも飛沫防止シートを隔てて演奏されました

 

btn_01project2.gifすべてにおいて丁寧で大切に

― 新たに気づいたこと、発見したことはありますか?

観客として来場された方はもちろん、特に音楽を演奏する方たちが毎回毎回喜んでくださいました。何か音楽の力というのは、私達が理解しているよりもっともっと、広くて大きいということを感じます。また、紹介者の方たちのご配慮もあり、演奏される楽器の種類が広がりました。様々な楽器について、私達もあまり知らなかったということを改めて感じ取ったりしています。

音楽家の方々が、よい音楽を届けるために、多方面にわたって丁寧に準備していると、改めて思いました。演奏者が奏でる生の演奏によって、なかなか外に出られないことにより少し緊張して来場された高齢の方々が、氷が解けるように表情が優しくなり、癒されてお帰りになります。演奏者と楽しそうに会話をされてお帰りなる皆様の様子に、「コンサートを実施してよかった」と、私たち企画側が感謝しております。

 

 btn_01project2.gif多感な子どもたちにも、生の音楽と触れ合ってほしい

― 次年度に向けて、抱負をお願します!

やはり、このようなカフェで開催していることもあって、なかなか子どもたちは来ません。小学校高学年から高校生ぐらいの方たちにも、音楽を聴く機会があったらいいなと思っています。やはり成長していく子どもたちが、多感な時期に、生の音楽に触れる機会は、とても大きなことだと思うんですよね。楽器との出会いもあるし、音楽家との出会いもある。そんな機会も作れたらいいなと思っています。

会場の問題でどこまでできるかわからないですが、親子で演奏を聴ける環境を整えてあげるといいのかなということも、私が勝手に考えています。カフェだとどうしても人数の制限があって、出入りが狭いスペースなのでうまくいかないですが、それでももし希望される方がいらっしゃれば、お子さんと一緒に聴いていただいてもいいなと思っています。

 

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インタビューを振り返って
YWCAさんのコロナ感染予防に対する対策が、演者さんもお客さんにも、非常に気遣いされていることを感じました。口伝えで広がった演奏家さんの途切れない繋がりの輪がもたらす世界の共通言語にもなる音楽で、コロナ禍を光で照らし心癒される場の提供をしてくださるYWCAさんの活動を応援しています。(斎藤)

 

インタビュアー 
齊藤博美(さいとうひろみ)
北海道NPOサポートセンター
※インタビューは、2023年3月23日北海道クリスチャンセンターに伺い行いました。

 

 

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