団体からのお知らせ・インタビュー

2021 / 01 / 21  13:40

[お役立ち情報]持続化給付金・家賃支援給付金の申請期限が延長に!

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締切・要件がさらに緩和されました。まだ間に合う!

1月15日までが申請期限となっていた「持続化給付金」「家賃支援給付金」は、2月15日まで期限が延長されました!
新型コロナウイルスの感染拡大等を踏まえての対応です。

当初の期限延長の条件だった「収入減少の対象月が12月であること」等の要件は緩和され、簡単な理由を添えて1月31日までに期限延長を申し込めば、最終的な申請完了を2月15日まで延長することができます。

これに伴い、NPO法人が利用できる「寄付型特例」で必要となる「事前確認」手続についても、申請期限が1月31日まで延長されることになりました。

 

 

詳細・お問合せ先は、各給付金のウェブサイトをご覧ください。

持続化給付金
「書類の提出期限の再延長に関するお知らせ」
お問合せ窓口も、上記サイトに案内されています。

家賃支援給付金
「家賃支援給付金の申請期限について②」
お問合せ窓口も、上記サイトに案内されています。

 

【内閣府】持続化給付金の事前確認の申込受付期限に関するお知らせ(1/18更新)

【内閣府】家賃支援給付金の事前確認の申込受付期限に関するお知らせ(1/18更新)

 

2021 / 01 / 08  14:07

[座談会企画]旭川・釧路・登別より~この半年間・これからといま(3)

[座談会企画]旭川・釧路・登別より~この半年間・これからといま(3)

コロナウイルス感染症の拡大以前から、地域において必要とされている活動は、どのような岐路に立たされたのか。また、「活動をゼロにしない」ように、どのような工夫や試行錯誤があったのか。

今回の座談会では、北海道内3ヶ所をつなぎ、『コロナ禍』と称されたこの半年間を振り返りつつ、活動の状況などを伺いました。皆さんの地域での活動の参考や、新たなネットワークづくりのきっかけになることを期待します。

※この企画は2020年9月30日に開催しました。3回に渡って記事を掲載します。

右写真:コロナ禍以前のおにスポ(福島県葛尾村での支援活動の様子)

 

btn_01project2.gifスピーカーの皆さん

 

◆竹田郁(たけだかおる)さん   

旭川 まちなかぶんか小屋 (コミュニティスペース・文化芸術)
        

新井田祐子(にいだゆうこ)さん 

釧路 I am hereの会(障がい者自助グループ)

 

磯田大治(いそだだいじ)さん  

登別 NPO法人おにスポ(総合型地域スポーツクラブ)    

 


◆進行 佐藤綾乃(さとうあやの)NPO運営サポート・あの屋

 

  

 btn_01project2.gif[未来]これからの見通し・展望

― 今後の活動について聞かせてください

 

竹田:この間に、あらためて文化・芸術が、生きづらさを抱えている人や、言葉にできないものを共有するツールになると実感しました。福祉や地域社会の関わりとしても、文化拠点が「まち」をつくることを再認識できました。今までは貸スペース事業として単発のイベントをサポートしていましたが、今後の展望として、地域の人とアートプロジェクトに挑戦していきたいと考えています。

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コロナ禍以降~ぶんか小屋でのイベント(マーケット)の様子

 

磯田:総合型地域スポーツクラブは全国に3500、北海道に75ほどあります。一度、愚痴のこぼしあいのようなワークショップをやりましたが、実は「あんまり困っていない」というのが実態です。「あってもなくてもあんまり困らない」、「国難にあったときにスポーツや文化が置き去りにされるのはしょうがないだろう」と。指定管理やスタッフを雇用している団体はとても大変ですが、地域の人が集まって運営しているところは、(資金面では)そんなに困っていないかもしれません。そうはいっても、子どもや高齢者が、健康面で体力が落ちたりしないように、もっと踏み込んで価値を提供できないのなら、行政主導でやればいいよとなるのではと危惧しています。冬場の換気対策については、正直名案はないです。

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コロナ禍以後~オンラインでの介護予防教室の様子

 

新井田:自分達のグループはひたすらやれることをやるしかないです。今後予定しているのは、学習会の継続、オンラインで参加できる企画もがあっても良いですね。コロナ禍でも出来るボランティア活動はあるので、やれることがあればやりたいです。
また、市の行事が減ることは、福祉事業所への影響が大きいです。仕事がなくて困っている事業所も多いでしょうし、生産活動を行っている事業所は、イベント等の販売できるところが無くなり、クッキーなど余して困っています。それらを上手く販売できるような、隙間をつなげられるような、情報発信やイベントが出来ればと思っています。

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コロナ禍以後~切手仕分けボランティアの様子 

 

― お話いただきありがとうございました!今回の企画についての感想を聞かせてください

 

磯田今回のような場が、小さくても良いので、各地の中間支援組織がハブとなって意見交換が出来ると良いですね。身近な団体同士でやると、どうしても活動分野や領域に偏りがある場合が多いので、今回のように横断的に話を聞けたのは良かったです。
みんな話したい、聞きたいと思っているはず。なにに困っているか?と聞かれても、本当に困っていることには気付けないものなので、第三者から指摘してもらえることで気付けることもあると思います。


竹田:3月は必死にいろんな資料を見て、支援施策などを探していましたが、途中から疲れて情報収集することをしなくなってしまいました。今はもう全くしていません。おそらく、任意団体でも受けられるサービスもあったのではないかと思いますが、日常に追われているうちに、それらを見逃して、自分から情報にアクセスできていませんでした。
皆さんとのお話の中で、もっとやれることがあるよな、とはっとしました。旭川でもこのような機会をつくって、旭川の他の団体ともお話出来ればと感じました。

 

新井田:NPOは、サークルレベルから会社組織のような事業規模のところまで、本当に様々。「NPO向けの講座」と言われても、自分が参加しても良いのかな?と不安になります。自分が欲しい情報が得られるのか、自分たちの活動が対象になるのかどうか。
色んな新しい情報がすべて勉強になるので、ぜひ声をかけてもらい、参加できる場がが増えると良いと思っています。

 

竹田:初めてzoomやりました!こんなに簡単にできるんだ!
このような機会がないと振り返る暇も無かったので、皆さんのお話しを聴きながら、自分たちがどうあるべきか、こう考えているんだった、というところを改めて整理する機会になりました。(情報など)アクセスすべきことにアクセスしていないことや、他の団体の状況を知らないことに、気づくこともできました。

 

新井田:このような機会に、お話できて嬉しかったです。勇気をもらえる時間になりました。ぜひ、また声掛けてください。 

 

磯田いろんな市民活動の皆さんへのヒントや情報源になれれば嬉しいです。このような場がどんどん増えて、意義のある活動をしながらも埋もれている人たち・取り残されている人たちを引き出してもらえることを期待します。

 

 

 

  btn_01project2.gif[いま]第3波下の北海道より

― スピーカーの3名に、あらためて近況を伺いました

 

竹田郁(たけだかおる)さんより
旭川は、これまででもっとも深刻な状況が続いており、主催・貸館イベント共に集まるものは全て中止としました。このままではスペースの維持管理がいよいよ難しくなり、一月より飲食販売をはじめます。あくまで文化・芸術の発信を第一に、どうやって飲食販売を取り入れていくのか、試行錯誤の日々が始まります。        

 

新井田祐子(にいだゆうこ)さんより 

12月に予定していた学習会がコロナの第3波と、ちょうど地元の大きな病院や施設でのクラスターが相次いだこともあり、無期限延期とさせていただくことになった以外は、「やれることをやれる範囲で」のカタチでなんとか活動しています。

釧路は割と波を超えて、12月末時点、感染者0あるいは1人の状態が続いていることがありたいかなと。でも、油断はできないです。皆さんもお身体気をつけて!!

 

磯田大治(いそだだいじ)さんより
第3波下においては、特に子供たちの放課後の活動に制限がかかり、11月は児童向けの全ての活動を中止せざるを得ない状況でした。12月に再開したものの、各競技団体(スポーツ協会など)から自主規制が決議され、各種対外試合(練習試合含む)が未だにできない状況です。
そんな中でも、「やらない」のではなく、「できることをやる」という考え方で事業を進めています。
大人向けの事業は通常通り行われているので、その中でささやかな企画も行うことができました。

 

― ご参加いただき、ありがとうございました!

 

座談会記事(1)は  btn_kotira4.gif

座談会記事(2)は  btn_kotira4.gif

 

 

btn_01project2.gif寄付で応援!

北海道NPOファンドでは、皆さまが心に持つ”なにか力になりたい"という思いを実現するため、お預かりした寄付を基に、助成事業を通して、この危機的な状況を⽀えようと現場で頑張るNPOや市民活動を応援します。
行政の支援が届きにくい課題や困りごとに、柔軟に、より効果的に、支援の和を広げられるよう、皆さまのご支援をお願いします。

北海道NPO新型コロナウイルス感染症対策助成事業

 

記事作成
佐藤綾乃(さとうあやの)
支援協議会事務局

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2021 / 01 / 07  15:30

[座談会企画]旭川・釧路・登別より~この半年間・これからといま(2)

[座談会企画]旭川・釧路・登別より~この半年間・これからといま(2)

コロナウイルス感染症の拡大以前から、地域において必要とされている活動は、どのような岐路に立たされたのか。また、「活動をゼロにしない」ように、どのような工夫や試行錯誤があったのか。

今回の座談会では、北海道内3ヶ所をつなぎ、『コロナ禍』と称されたこの半年間を振り返りつつ、活動の状況などを伺いました。皆さんの地域での活動の参考や、新たなネットワークづくりのきっかけになることを期待します。

※この企画は2020年9月30日に開催しました。3回に渡って記事を掲載します。

右写真:コロナ禍以前のI am hereの会(地域清掃ボランティアの様子)

 

btn_01project2.gifスピーカーの皆さん

 

◆竹田郁(たけだかおる)さん   

旭川 まちなかぶんか小屋 (コミュニティスペース・文化芸術)
        

新井田祐子(にいだゆうこ)さん 

釧路 I am hereの会(障がい者自助グループ)

 

磯田大治(いそだだいじ)さん  

登別 NPO法人おにスポ(総合型地域スポーツクラブ)    

 


◆進行 佐藤綾乃(さとうあやの)NPO運営サポート・あの屋

 

  

 btn_01project2.gif[現在]いまの状況について

― 活動などを再開するにあたって、ご自身の気持ちの変化はありましたか?

 

新井田:緊張感はあります。命に関わる人が身近にいるのことも大きいです。釧路のまち自体は、大きなイベントは中止になっているものの、無観衆の花火大会など、コロナだらかこそやろうという動きも高まり、それに影響を受けながら、出来ることはなんだろうと考えています。 

 

磯田:今はすごくポジティブ!出来るぞ、やるしかない、という気持ちでやっています。
市内には8つ小学校があって、すべて月一で運動広場を実施しています。去年の参加者は延べ1700名ほどですが、今期は半期で既に1000名を越えています。コロナ対策は大変ですが、とてもにぎわっていて、学校によっては三密状態のところもあるぐらいです(苦笑)。今まで来ていなかった子どもも来ています。元々スポーツ少年団などに参加できない子どもたちを対象としていますが、今はスポーツ少年団の活動が終わった後に参加する子どももいます。理由は『なんでもできること』でしょう。小学校の体育館を遊び倒す!普段使わないような道具も全部出して、いつもはできないことをひたすら遊べる!
地獄谷で「鬼花火」というイベントがありますが、今年は小学校のグランドでやることになりました。そこで子どもの遊び場を作ったり、少しずつ盛り上がっています。運営は青年会議所を中心に、社会福祉協議会やスポーツクラブ、学区内の町内会。これらの組織とは、二度の大停電(2012年暴風雪、2018年胆振東部地震)の経験でみんなで何とかしようという雰囲気が高まり、連携できるようになっていました。
コロナ対策としては、ごく一般的なことです。体育館など学校の施設は、16時から学校の管理から離れるので、そこからすぐに消毒をかける、入室時に体温測定をし、終了後はすべての道具を消毒する。これが本当に大変です。スタッフは一会場2名で回しているので、全ての消毒には20分ぐらいかかります。
※2020年9月23日北海道新聞

 

竹田:最初は途方に暮れていたのですが、緊急事態宣言の最中は、皆さん家で過ごしていましたよね?ぶんか小屋の窓に「家でどんな風に過ごしている?」というのを書いてもらって、貼り出すという試みをしてみました。すると通りがかりの人が、「私はこんな風に過ごしているよ」と伝えに来てくれました。また「0円マーケット」と題して不用品の物々交換できるようなブースを作ったりして、まちの人とコミュニケーションを取ることを重点的にやってみました。その中で、まちの人が元気になっていく姿をダイレクトに見ることができて、自分達もパワーをもらうことができました。
これまでは、芸術文化のテーマで人が集まっていた場所が、より地域を巻き込んで、今までに出来ていなかった活動にチャレンジできる期間になったんじゃないかなと感じています。この場所を訪れる人の層や幅が広がって、とにかく誰かと話がしたい!という人が、ふらっと来て、そこからまた人が来て、気付けば10人ぐらい集まっているようなことも。
なかなか仕事が進まないんですけど……(笑)

 

新井田:私たちの活動での唯一の悩みが、会員が増えないことでした。会員ではないけれど、たまにお手伝いをしたいという人を、もっと巻き込めるような魅力ある企画や、イベントが出来たらと思っています。コロナを経ての変化としては、学習会は割と参加者が限定されてきていたところだったのですが、先日の学習会では、意外なところから情報を聞きつけて、初めて参加する方もいました。つながりを求めている人たちの存在が増えてきている印象を受けています。コロナがもう少し落ち着いたら、学習会の参加定員を増やしたいなとも思っています。

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新井田祐子(にいだゆうこ)さん 

 

― 新しい取り組みや、新たに見えてきた課題について聞かせてください


竹田:アートスペースは、集まることがアイデンティティだったので、どうしようかと悩みました。初めはなんでもやってみて、古本や古着を並べて、いろんな人が立ち寄れるようにしたり、喫茶の営業許可を取る準備をしたり、様々な方法を模索していました。そうやっているうちに、本来やるべきことからずれてしまい、「このまま、お店になって良いのかな?」と。今は少し気持ちも落ち着いてきて、本来の目的からぶれないように、なんのためにここがあるのかをしっかり考えないとと思っています。
以前は月に40件ぐらいイベントがあって、現在はその半分ぐらいまで戻ってきているものの、これ以上はなかなか戻らないと思います。運営資金に関しては、貸スペース収入が減少した分の補填が出来ていないので、喫茶の収入でどう補填できるのか、新しいチャレンジが正直楽しみなところでもあります。

 

新井田:やはり一緒に活動してくれる人を増やしたいです。中心メンバー3人で知恵を出し合っていますが、もう少し人がいると……。フルタイムで働くことが「自立」の1つと考えると、そこも目指さないとならないし、今の状況も乗り越えないとならないし、やることがたくさんあるので、3人でこなすのはとても厳しいです。今はいろんな人に応援の声を掛けてもらい、期待も感じていますが、それを3人でどう応えていくのか、考えているところです。

 

磯田:オンラインやICTを活用して……という方向に頭がよぎったこともありましたが、やはり人と人が集まらないことには、単なるフィットネスジムと変わらないな、ということに気付きました。自称”ハイブリット”ということにして、オンラインも活用するけれど、基本は”実際に集まること”を模索しているところです。日本スポーツ協会の補助金(スポーツ活動継続サポート事業)の活用も検討しています。  

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磯田大治(いそだだいじ)さん

 

 

― スタッフや運営に関わる人に関してはどうでしょうか?

 

磯田:現在、運営委員は4名です。今回のコロナの状況下で離れる人もいましたが、ボランティア希望者をつなぐことができれば、地域のスポーツ活動は広がっていきますので、大丈夫です。即お金につながるものではないですが、他の委託事業などで賄うことができます。

 

新井田:今拠点としている事業所を中心に、仲間を増やすための声掛けをしているところです。役員や定款、収支報告、総会の開催など、こういた書類を「そもそもなんで作らなければならないのか?」から始まって、ようやくなんとなく形になってきました。サポート会員も含めて、がんばって人集めをしていきたいと思っています。
この期間に、じっくり学んだり、他団体のことも聞いて、今後やっていきたいことも見えてきました。私たちは、障がいのこともあり、自己肯定感が低い人が集まっているので、一歩踏み出すまでのハードルが高いと感じることも多いです。スモールステップで徐々に上がっていく必要もあると思っています。

 

竹田:運営は2名で行っていて、イベントや企画ごとにスタッフやサポートをしてくれる人がいます。今年の8月から「アーティストインレジデンスあさひかわ」(道内外のアーティストが旭川に滞在しながら創作活動をする時期)の活動が始まったこともあり、これまで関わりが無かったような人とのつながりもできてきました。

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竹田郁(たけだかおる)さん

 

 

ー(3)に続きます。

座談会記事(1)は  btn_kotira4.gif

座談会記事(3)は  btn_kotira4.gif

 

 

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北海道NPOファンドでは、皆さまが心に持つ”なにか力になりたい"という思いを実現するため、お預かりした寄付を基に、助成事業を通して、この危機的な状況を⽀えようと現場で頑張るNPOや市民活動を応援します。
行政の支援が届きにくい課題や困りごとに、柔軟に、より効果的に、支援の和を広げられるよう、皆さまのご支援をお願いします。

北海道NPO新型コロナウイルス感染症対策助成事業

 

記事作成
佐藤綾乃(さとうあやの)
支援協議会事務局

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2021 / 01 / 06  16:00

[座談会企画]旭川・釧路・登別より~この半年間・これからといま(1)

[座談会企画]旭川・釧路・登別より~この半年間・これからといま(1)

 2020年、新型コロナウイルス感染症の拡大とその対策のため、北海道内のNPO・市民活動も、「交流」や「集まること」への心理的なためらいや不安により、休業や自粛、良し悪しの判断すら難しい選択を迫られました。一方で、行政の支援施策や民間資金支援の対象は、緊急的な対策や、感染拡大を起因とする損害の回復を主たる目的とし、NPO・市民活動・地域活動の従来の活動への支援は多くはありません。

 コロナウイルス感染症の拡大以前から、地域において必要とされている活動は、どのような岐路に立たされたのか。また、「活動をゼロにしない」ように、どのような工夫や試行錯誤があったのか。今回の座談会では、北海道内3ヶ所をつなぎ、『コロナ禍』と称されたこの半年間を振り返りつつ、活動の状況などを伺いました。皆さんの地域での活動の参考や、新たなネットワークづくりのきっかけになることを期待します。

※この企画は2020年9月30日に開催しました。3回に渡って記事を掲載します。

右写真:コロナ禍以前のまちなかぶんか小屋(歌声喫茶の様子)

 

btn_01project2.gifスピーカーの皆さん

 

◆竹田郁(たけだかおる)さん   

旭川 まちなかぶんか小屋 (コミュニティスペース・文化芸術)
        

新井田祐子(にいだゆうこ)さん 

釧路 I am hereの会(障がい者自助グループ)

 

磯田大治(いそだだいじ)さん  

登別 NPO法人おにスポ(総合型地域スポーツクラブ)    

 

◆進行 佐藤綾乃(さとうあやの)NPO運営サポート・あの屋

 

 

― まず、皆さんの活動について教えて下さい

竹田:旭川の中心部に『まちなかぶんか小屋』というトークショーやワークショップ、演劇・落語・映画など、文化にまつわるスペースを運営しています。


新井田:釧路を拠点に障がいのある人が集まり、自分たちが住むまちのために「自分たちでも出来ること」、「自分たちだかこそできること」を考え、ピアサポートや学習会を開催しています。

 

磯田:登別で総合型地域スポーツクラブを運営しています。スポーツサークルや運動ひろば、健康指導などを行っていますが、東日本大震災以降は、災害時に動ける体制作りにも力を入れています。

 

 

 btn_01project2.gif[これまで]コロナ禍の半年間を振り返って

― 最も大変だった時期の状況、困ったこと、悩んだことを聞かせてください

 

磯田:実は、運営上でヒト・モノ・カネのダメージを一番受けているタイミングにコロナの影響を受けました。
今までどんな困難も自力でなんとかしてきたけれど、今回はどうにも頑張りようがなかったことが、一番困りました。家にこもっているしかできず、唯一、高齢の会員へ電話で様子を伺うことしかできませんでした。
社会全体で見ると、子どもたちへの影響が大きいように感じました。思いっきり遊べないなどのストレスですね。委託事業でグランド整備を行っていましたが、親子が遊んでいる様子も「大丈夫なのか?」と不安視する雰囲気があり、かわいそうでした。

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コロナ禍以前~おにスポキッズサッカーの様子

 

竹田:ようやく落語会などの定期イベントが定着し、集客も見込めるようになってきたところでコロナに。イベントやスペース利用がゼロになりました。自主開催のイベントは対象年齢層が幅広いですが、歌声喫茶など、お互いの安否確認や交流の場となっていた企画がまったく出来なくなってしまいました。
最も困ったのは、支援給付が受けられなかったことです。市から家賃補助が出ているのですが、運営は主に貸スペース収入と会費で賄っています。持続化給付金を申請しようとしたのですが、任意団体なので申請ができず、文化庁など他の補助金も検討しましたが、どれも任意団体では申請できず、今も困っています。

 

新井田:年に4回、まちづくりや障がいのことを学ぶ学習会を企画しています。3月も予定していましたが、断念せざるを得ませんでした。講師の方などへ、中止と連絡するのが申し訳ない気持ちで一杯でした。自助グループとして活動しているので、活動資金面では大きなお金は動かないものの、障がい者就労で短時間で働くメンバーは、事業所の仕事自体がなくなるなど、収入面で大きな影響がありました。発達・身体・精神と障がいにも色々とありますが、中でも精神障がいの方は、コロナによる不安が大きく、色々と悩んでいた方も多かったです。また、見落とされがちなのが、内部疾患や難病の方への影響が大きいということです。罹患すると命に関わるものなので、周囲もとても気を使っています。
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コロナ禍以前~ピアスタッフとの交流の様子

 

 

― 春先は外出できない状況が続いていましたが、活動やまちの状況が変わってきたのはいつ頃でしょうか?

 

磯田:日本スポーツ協会と文部科学省、北海道スポーツ協会が、ガイドラインなど徐々に情報発信していたので、8月末ぐらいから子どもたちの活動は再開しました。高齢者向けの健康活動は、クラブ判断で実施しようとしても、ご家族から心配の声が上がり、再開当初は1割ぐらい、現在も半分ぐらいの参加にとどまっています。

 

新井田:活動再開は夏ぐらいでしょうか。春先は事業所自体がすべて在宅勤務で、部屋から出られない状態でした。6~7月から徐々に事業所で勤務できるようになって、再開するにあたって少ない予算からマスクや消毒液を購入しました。体温計をいただいたりもしました。すべての活動で、参加者に氏名や連絡先を書いてもらっています。まだまだ油断はできないですね。

 

竹田:旭川では4月中旬から7月中旬までは感染者がほぼ出ていない状況だったので、6月中旬ぐらいから人出が増えて来ました。イベントは6月頃から再開しました。落語家の方から、「この(イベント自粛の)状況を続けてもしょうがないので、落語会やってみないか」と背中を押してもらって、換気とマスク着用を徹底して踏み切りました。
ここに立ち寄る人は、実はコロナ以前よりも増えていて、自粛期間から行き場所・居場所が無いなどストレスを抱えていた人が増えていた印象がありました。現在は、他の行き場所もできたせいか、来訪される方の数は落ち着きましたね。

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コロナ禍以前~市民講座の様子

 

 

ー(2)に続きます。

座談会記事(2)は  btn_kotira4.gif
 

座談会記事(3)は  btn_kotira4.gif

 

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北海道NPOファンドでは、皆さまが心に持つ”なにか力になりたい"という思いを実現するため、お預かりした寄付を基に、助成事業を通して、この危機的な状況を⽀えようと現場で頑張るNPOや市民活動を応援します。
行政の支援が届きにくい課題や困りごとに、柔軟に、より効果的に、支援の和を広げられるよう、皆さまのご支援をお願いします。

北海道NPO新型コロナウイルス感染症対策助成事業

 

記事作成
佐藤綾乃(さとうあやの)
支援協議会事務局

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2021 / 01 / 05  14:02

[お役立ち情報]助成金の募集情報を更新しています(新着・情報更新7件)

[お役立ち情報]助成金の募集情報を更新しています(新着・情報更新7件)

あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルス感染症による影響が続く中、日々最前線で活動する医療・福祉関係者、困難な状況に置かれた方々に対する支援活動をされるNPO・市民活動に関わるすべての方に感謝を申し上げます。

未だ感染拡大が続く中、支援を必要としている人は増加しています。
同時に、このような方を支えるNPOの活動が継続できなければ、課題の拡大や深刻化につながります。
コロナ禍において困難な状況にある方の支援を支え、北海道のNPO・市民活動が継続できるよう、当協議会は本年も活動を行います。

引き続きご支援・ご協力を何卒よろしくお願い致します。

 

 

お役立ち情報のページでは、助成金の募集情報を随時更新しています。
2021年度事業を対象にしたものの多くが、1月中に締切を迎えますので、ぜひ参考にしてください。
助成金情報へのリンクは btn_kotira4.gif

 

 

また、北海道NPOファンドでは、休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として、「子ども若者が主体の持続可能な地域づくり」事業を実施します。
「地域に残った若者は積極的にまちづくり活動に参加し、地域産業の担い手となり、地域外に出て行ったとしても、生まれ育った地域を大切に思い、どんな形であってもその地域に関わり続けたいと思える地域社会」を実現するための事業に、助成金を活用してチャレンジしませんか?

オンライン説明会が、1月7日(木)14:00~開催されます。
申込フォームはbtn_kotira4.gif 
※公募要領、申請書は以下のページで2021年1月初旬公開予定です。
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新型コロナの1日も早い収束と、皆さまにとってより実り多き年になることをお祈りします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 



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