団体からのお知らせ・インタビュー
新型コロナウイルス感染症流行下における 北海道の市民活動の継続に向けた緊急メッセージ
2021年8月11日
新型コロナウイルス感染症流行下における
北海道の市民活動の継続に向けた緊急メッセージ
北海道内中間支援組織「コロナアクション」
2020年以降続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による社会的影響がなかなか収まりません。感染者数は増減を繰り返し、それに伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置がその都度発出される中、経済活動や市民生活に制限が掛けられ、都道府県を超える移動に対しても制約が課せられました。
そのような中において社会課題に取り組んできた市民活動も、感染対策の一環で会場の閉鎖などが実施されたことで活動の場が失われたり、メンバーが集まれず活動が停止するなど、困難に直面しています。目に見えない同調圧力、SNS等での相互監視などによって、集まる事や支援先への訪問が悪であると思われてしまう事 への心理的圧迫を感じ活動を止めた団体があります。また、往来の自粛によって移動が困難になる事で、予定されていた事業を取りやめる等の影響も発生しています。これらによって収入が絶たれ、事業の継続が困難になっている団体も見られます。
感染の拡大を防ぐためには接触を減らすことが肝心とされます。しかし「不要不急の行動を控える」という言葉が独り歩きすることによって必要以上の萎縮を生んでいる、そう思う場面も少なくありません。
市民活動は「不要不急」の活動ではありません。
影響の長期化が予想される中で市民活動はこれまで以上に必要とされています。感染機会を減らせばウイルスの拡大を未然に防ぐことができる、この一点に的が絞られた感染対策が長く続き、経済的・心理的な疲弊による新たな問題も起こっていますが、その解決に向けた「今だからこそできる支えあい」を創造していく必要があります。そのためにも歩みを止めず、持続可能な活動が求められています。
未曽有の困難の中だからこそ、市民参加の力によって「誰ひとり取り残すことない」社会に向けて、活動の原点に戻って立ち止まることなく共に進んでまいりましょう。
北海道内中間支援組織「コロナアクション」
(幹事団体)NPO法人北海道NPOサポートセンター
(参加団体・順不同)NPO法人旭川NPOサポートセンター/NPO法人北見NPOサポートセンター/NPO法人NPOサポートはこだて/NPO法人北海道市民環境ネットワーク/ひがし北海道市民防災サポート/NPO法人室蘭NPO支援センター
① ご自身や家族の安心・安全があってこそ。無理は禁物です。
② 常に感染対策を心がけた行動を。
・ソーシャルディスタンスをとりましょう。でも心の距離は離さずに。
・検温や手指の消毒、メンバー同士で健康チェックを。
・もし集まれなくてもオンラインでできる活動に取り組んでみましょう。
③ 活動中は正しくマスクを着用、換気を心がけましょう。
④ 悩みや不安を相談できる関係性を保って、心の健康にも配慮を。
⑤ 不要不急と言う言葉にまとめず、活動に制約のある中でも動きを止めない工夫を心がけましょう。
高齢の方を皮切りに新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいます。しかし、一部に「ワクチンを打ったらもうマスクは要らない」「ワクチンを打たない人とは同席出来ない」と思われている方もいるようです。
① ワクチン接種でも感染を100 %防ぐことはできません。
② ワクチン接種後も、マスク着用・手指の消毒・ソーシャルディスタンスの確保を!
③ 健康上の理由などでワクチン接種が困難な方もいます。ワクチン接種の有無を理由に活動への参加を制限することは差別につながります。
活動継続のためのポイント・ガイドラインのダウンロード(PDF)は